2010-11-24

 今日も4時30分起床。昨日よりは目覚めが良い。

 ブックオフで買った手塚治虫全集。すべて読了したので他のが欲しくなる。今日時間が空けば行ってみるか。

★★

 巨匠ゴッホが、生前に売れた絵画は1枚『赤い葡萄畑』のみ。それすら弟のテオが知人に金を渡して買って貰っただけ。という話を聞くと作者と売る人は別にしたほうが良いと考えると同時に、売る人間の姿勢、見た目も重要と思う。晩年のゴッホはとても販売員にはなれなかっただろうね。

★★★

 仕事でハローワークへ・・。ベンツで来ている人を見る。何か似合わないなぁ・・と思いながらも、それだけ。

★★★★

 口裂け女がいなくなった理由。

白い杖を持った男の子が、夕暮れの住宅街を歩いていました。
「ねえ、君…」
「?」
声をかけられて振り返った男の子の前には、大きなマスクを付けた女の人が立っていました。
「わたし、キレイ?」
男の子は困ったように笑って言いました。
「わかんない」
「じゃあ…」
女の人はニヤリと笑い、マスクを取りました。
その口は狼のように、耳元まで裂けていました。
「これならどぉおォォ?」
「ごめん、やっぱりわからないよ。僕、目が見えないんだ」
男の子はサングラスを取ってみせました。
その瞳は白く濁り、何も写していない事を示していました。
「あ…」

女の人は途方に暮れたように立ち尽くし、目から涙がこぼれました。
「ご…ごめんなさ…」
「いいんだ。慣れてるから」
男の子はサングラスをかけなおし、杖を左右に振りながら、ゆっくりと歩き差って行きました。


「ごめんなさい…ごめんなさい…」
女の人はその場に立ち尽くしたまま、ぼろぼろ涙をこぼしていました。

その日から、口裂け女の噂はぱったりと途絶えたそうです